社長から教わった子育ての実践⑩
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社長から教わった子育ての実践
社長のもとには多くの相談事が寄せられていました。そんな社長がしてくれた、相談ごとにのるときのアドバイスは「共感しないこと」。
たとえば、あなたが子どものことで相談をしたとします。相手は、あなたの話を「そうですね。なるほど」と親身になって聞いてくれるかもしれません。ただ、それでは根本的に解決しないのです。なぜなら、相手があなたに共感してくれればくれるほど、あなたの中で「子どもが問題」という見方がどんどんと固まっていってしまうからです。
仕事であなたが何かしらの問題提起をしたとします。もし、その問題提起に対して周囲が冷ややかならば次第にあなたの中でその問題は小さくなってやがてはどうでもよくなってしまうかもしれません。
社長は、「で、何が問題なんですか?」と冷たく切ります。「あなたが見方を変えれば解決しますよ。というより最初から解決すべき問題というのはないんですよ」ということを伝えているのです。
社長にそのように言われて、「あなたにそう言われたから取り返しのつかないことになった」というようなクレームがあったことはありません。むしろ「楽になった」「問題は最初からなかった」と気が付いた方が多かったのです。
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