少年コーチがみたプロ野球好プレー
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最終更新日:2019/07/10
コラム
7月3日、巨人VS中日。6回表中日ドラゴンズの攻撃。ワンナウトランナー一累。ランナーは高橋周平選手。ピッチャーは巨人、沢村投手。
沢村投手の投げたフォークだったかな、がワンバウンドしました。キャッチャー炭谷選手は体でとめ前にはじきます。それをみた高橋選手は2塁を狙います。炭谷選手はダッシュそしてすかさずストライク送球、タッチアウト、でした。
私がみる好プレーは、高橋選手が積極的に二塁を狙って行ったことです。
野球というスポーツには、「アウトになることの恐怖を克服すること」という要素があると思います。それを克服するには、どんどんアウトになることです。
ゲームとして勝ち負けを競うという要素はあるので、結果として勝てば、仮にアウトでもその走塁はよかった、ということになるのではないでしょうか。積極的な走塁がゲームの流れを変えたかもしれないのです。
じゃあ、もし負けたらどう考えたらいいのでしょうか。私だったらその子どもに「その積極的な走塁が次につながるよ」と言うでしょう。
続いて、7回表中日ドラゴンズの攻撃。ワンナウトランナー一累でライト前ヒット。ランナーは三塁に進塁します。
私がみる好プレーは、巨人のライトとセカンドです。ヒットになった瞬間にセカンドはライトとファーストの間に入ります。そして、ライトはボールをとったらそくざにセカンドに投げます。ポイントは
・得点は4対3で巨人は1点もとられたくない状況。セカンドはランナーがホームを狙えばバックホームをするつもりでキャッチャーとライトの間に入ったのです。
・ライトは三塁に進塁するランナーをアウトにすることは無理だと瞬時に判断して、すぐセカンドに返しました。
外野が「どこに投げようか」と迷っているうちに三塁ランナーがホームに帰る。少年野球ではよくありますね。
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