おかげさまを意識すると人生が面白くなる⑤スムーズに行く方を選ぶ


現在はコロナ禍で、我が家も旅行などの外出は控えています。ただ、すでに次の旅行の計画は立てています。最初の候補地は神戸でした。私が学生時代に生活をした場所です。私は旅行の計画を立てることも好きで、飛行機の時間から、現地では公共交通機関を利用した方が楽しいか、レンタカーを借りて移動したほうがいいのか、ホテルはどこがいいのか・・・今回の神戸旅行についても調べ、考えていました。ところが、なかなかしっくりきません。行きたいところもたくさんあるし、いいホテルもたくさんあるのですが、全体がつながらないのです。




あるとき、山口という別の候補があがりました。妻からあがったのですが、私としては妻が行きたい場所を言ってくることがうれしく、さっそく調べ始めました。妻は「神戸に行きたいんだったら山口じゃなくてもいい」と言ってくれましたが、山口旅行を想定して調べると、あっという間に全体がつながりました。飛行機の時間やレンタカー、妻が行きたい場所、私が行きたい場所、食べたいもの、泊まりたいホテルなどが簡単に線でつながったのです。




その後、妻が「おかげさまからこう言われた」と情報をくれました。「神戸に行きたいんだったら山口じゃなくてもいい」という一言は余計だった、と優しくたしなめられたそうです。私は、その一言を聞いたあとでも山口に行くことはぶれなかったことを伝え、その理由をこう話しました。




「神戸旅行を想定したらなかなか計画が立ちませんでした。ところが、山口を想定したらあっという間に計画が立ちました。私は『今回は神戸ではなく山口だ』と直観的に思いました。スムーズに運ぶ、というのが鍵なのです」




妻がおかげさま情報を教えてくれたのは、私が山口に決めていることを伝える前のことです。ですから、妻が私に話を合わせたということはありません。妻のおかげさま情報と私の直観が同じ方向に流れていることが面白いです。

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