社長から教わった社会人の品格㊴
公開日:
:
社長から教わった社会人の品格
社長は仏教徒ではありませんでしたが、釈迦の話をよくしてくれました。釈迦についての本も書いています。
その中に「四聖諦(ししょうたい)」という教えがあります。苦(く)、執(じゅう)、滅(めつ)、道(どう)の4つです。
苦とは苦しみのこと。仏教では「心の毒」と言ったりします。その心の毒は執着することで起こる。好きな男性や女性が振り向いてくれないことは当人にとっては大きな苦しみです。ただ、これは振り向いてくれないから苦しいのではなく、相手に執着しているから苦しいのです。
社長に言わせれば「何が問題なんですか」ということになります。釈迦は「どんなに美しい花もやがて枯れ果て、見るかげもなくなってしまうように、人もやがて老いれば、腰が曲がり、顔にしわができ、見るかげもなくなってしまう」と弟子のひとりを諭したようです。
この執着を手放すのが滅。そして人生においてそれをやり続けることが道です。
- PREV
- 社長から教わった社会人の品格㊲
- NEXT
- 社長から教わった社会人の品格㊵