社長から教わった社会人の品格③
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最終更新日:2020/08/12
社長から教わった社会人の品格
社長と従業員の違い
“社長”ととある飲食店に入ったときのこと。こちらは10人くらいいました。まだ閉店まで30分くらいはあったのですが、店にいた女性からなんだかんだと理由をつけられ入店を断られてしまいました。
「面倒くさい、と思ったのでしょう。あの人は経営者ではありませんね。経営者だったら断るわけがありません。結局、やろうがやらまいが給料に違いはないのですから・・・」と“社長”は言いました。
さて、この話をどのように受け取るかはその人次第です。「やはり経営者になるような人がすごい人なんだ。しょせんは雇われ・・・」いや、そういうことではないですね。少なくとも。
この「断る」ということはどうも癖になるようで、ビジネスには「創造的回避」という言葉もあります。つまり、最初から脳が「いかにやらないか」ということで次々に理由をあげ始めるのです。つまり、「断るほうに創造的」という意味なのです。
先日、あることで役所に行くことがありました。内容を詳しく言うことはできませんが、とにかく断られました。次から次へとよく断る理由が浮かぶなあ、と感心してしまうくらいだったのですが、こちらとしてはそれですむ状況でもないので、日を改めて別の方に相談するなど、結局、話はなんとか通じたのです。ということは、この断った方は自分では優秀だと思っているのかもしれませんが、結局のところ何も仕事をしていないのです。こちらとしては相談に対応してくれる方さえいればそれでいいのですから。
「上手く断ることができた」「断ってもいいだろう」。軽い気持ちでそんな仕事の仕方をしているといつのまにか脳が創造的回避を起こすようになっているかもしれません。
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