1周回って知らない話 健介・北斗家族円満のポイントはエロス

公開日: : コラム

「1周回って知らない話」に佐々木健介さん・北斗晶さん夫婦が出演をしていたので見ました。「理想的な家族像」、そんなものをなぜかこの家族に感じてしまいませんか?それは、「家族」であるために不可欠である「エロス」がこの家族には充満しているからなのです。

「エロス」、それを今ここで言葉によって定義することはできません。それは体感することしかできません。よくわからない方は、まさにこの佐々木ファミリーにそれを見出してみていただきたいのです。

私は児童福祉に関わっています。そこでは「家庭的」というのがひとつの目標となっており、「脱施設化」、従来の児童養護施設のような大規模な施設から小規模な施設、そして里親の推進など、より家庭に近づけていくような政策がとられています。
ただ、「家庭的」という言葉をよく考えることなしにそれを進めていくのには落とし穴があります。

それは、「家庭的」ということを考えたときに、児童養護に関わるそれぞれの大人が自分が経験してきた「家庭」をモチーフにしてしまうことです。そうなると千差万別、たとえば「門限が夕方の7時」というのを「うちの家もそうだった」ということで家庭的と捉える人もいれば、そうではない人(うちは門限はありませんでした)もいるということになってしまいます。

私は、「家庭的である」とはこの「エロス」のことだと思っています。

この「エロス」を基準に考えれば、さまざまな情報にあふれかえる子育てという世界で自分で考え、判断をすることができます。

例をあげると、「子どもを怒ること」は常に賛否両論があります。これも、怒ることそのものがダメというわけではなく、それが往々にして「エロス」を枯渇させてしまうところに反対の理由があるのです。親が子どもを怒ることで、子どもが常に恐怖や緊張を感じるような家庭の状況になってしまっているとすると、それはエロスが枯渇していると見ていいでしょう。

逆に、エロスが充満している家庭においては自然に笑顔や笑いが生まれます。それが佐々木さんファミリーだということです。

見るべきはエロスが存在しているかいないかです。

最後まで読んでくださりありがとうございます。


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