子供たちと共に親として成長する「ブランコ」の話
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コラム
私は35年前に結婚して、3人の子供を年子で儲けました。
一番上が女の子、二番目が男の子、三番目が男の子の3人です。
女の子は大人しく育てやすかったのをよく覚えています。とにかくむやみに動かないのです。それに比べ男の子は意味もなく良く動き、どちらが良いのかはわかりません。
大きくなって子供は色々な事を親に聞き、求めて来ました。長女はよく質問を私にぶつけて来ました。私で解らない事が有ると、長女に
「大きくなって一生懸命あなたが勉強して、お父さんに教えてくれないかな?」
と話をしました。
私で解る事は私の知る限りを長女に話、納得してくれました。
ある日私と妻と娘だけになる事が有りました。私の実家の近くの公園で長女が遊具を使って遊んでいました。ブランコで遊んでいる時に長女が私たちを呼びました。近づいていくと長女はブランコに座り私たちに
「ブランコを漕いで」
というのです。
出典 プリ画像by GMO
妻が長女の背中を押してゆっくり揺らし始めました。でもブランコの揺れが止まると自分で漕ぐことができません。するとまた、妻にせがんで揺すってもらうのです。そんなことをしている内長女はブランコにたち上がり妻に
「漕いで」
と言いました。
それを見ていた私は
「優ちゃん(長女)は座って漕ぐことができないから、まず座って漕ぐ練習をしなくちゃね」
と私が言うとそれでもブランコに立ち上がり妻に
「漕いで」
といいました。
妻は私の行った事を聞いていて長女を何とか説得したようです。
子供が話すようになると大変です。何を言うか解らないからです。
子供の言う事に意味があるのか?何かを訴えているのか?体の調子が悪いのか?
等色々と考える事が有ります。
子供は頭の中で計算はしません。心の中も真っ白だと思います。そんな心には大人も余裕のある真っ白な心で接したいものです。
出典 プリ画像by GMO
子供が思春期になると親との心のすれ違いが多くなります。これは子供には子供の付き合いや世界があるからだと思います。そんなことも加味して親として心も体もせいいっぱい子供と向き合う必要があると思います。